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5日にNHK-FM『今日は一日“帰ってきたアニソン”三昧』を聞きまして、ワタルの主題歌の時、「80年代から90年代前半のアニメ主題歌が少ない」とリスナーからの意見が読まれたので、 それって「冬の時代」っていわれてるから?と思ったのであります。 その前に銃士関係は17世紀側が当分絶望的ってのが(泣) --- 最近、『藤津亮太のテレビとアニメの時代』、『TVアニメ資料館』、『アニメージュヒストリカ』にて、改めて当時の状況を勉強したところ、85年4月から89年9月までのテレビアニメは30本台前半ぐらい。アニメージュは話題に苦心し、1987年から旧作特集の連載を始めるほど。 1984年秋・1985年春を比較すると本数落ち込みがひどく、レンズマン、ガラット、レザリオン、子鹿物語、森のトントたち、以上の枠が85年春に消えてます。同時期に、あした天気になあれ、ふたり鷹は枠移動、ダンクーガが枠新設。(レンズマン枠は85年秋にボタンノーズで復活) ちなみに、85年春はテレ朝火曜夜7時台で1時間の『藤子不二雄ワイド』を開始しています。 (2010/10/02) ガリアンの枠も85年春にいったん消滅し、同年秋に土曜午前から移動してきたトランスフォーマーで復活しました。 85年秋は、ミームいろいろ夢の旅、ミッキーマウスとドナルドダック、あした天気になあれ、ルパン三世PartIIIの終了で枠が消滅した一方、レイズナー、ボタンノーズ、奇面組の枠ができました。 (テレビ大阪で84年10月から85年4月まで、テレビ東京では85年4月から10月まで放送した、タオタオ絵本館第2期の扱いはややこしいのでここでは割愛。) --- NHK総合の夜7時半台アニメ枠は、子鹿物語からアニメ三銃士まで2年8ヶ月も空くことになり、アニメージュで記事が盛り上がるのは1988年2月号以降です。 (製作会社である学研のアニメディアで盛り上がるのは、アニメージュと同様に作品そのものの特集記事を組み表紙にした3月号以降。) 80年代後半ロボットアニメについての実感は以前書きましたが、児童向作品ターゲットの年代が身内にいたのは大きいですよ。本当。 --- 1989年夏のアニメバッシングで、アニメ本数が秋に減ったのかというと、実は逆で、フジ・テレ東が夕方枠を増やしたり、日テレのパトレイバーテレビ版開始で一気に増えてます。 TBSは『レディレディ!!』を88年3月打ち切り(作品は同年5月からテレ東で『ハロー!レディリン』として続行)、特撮で1989年にMBS製作『仮面ライダーBLACK RX』が終了してから1年間本放送アニメは、土曜日の「まんが」作品と『笑ゥせぇるすまん』などのギミア・ぶれいく枠のみ。 --- おまけ。87年末は新メイプルタウン物語パームタウン編、ドリモグだァ!!、マシンロボ・ぶっちぎりバトルハッカーズ、88年末は超音戦士ボーグマン、F―エフ、夢見るトッポ・ジージョ、これらの終了で翌年一旦本数が減る。 1989年春開始作品で目立つのは、アイドル伝説えり子、DRAGON BALL Z、天空戦記シュラト、 --- 日付等ちょっと修正しました。書いてたら日付変わっちゃったもので。アニメージュのコラムでも触れてますが、88年はF―エフ、ホワッツマイケル、美味しんぼの青年誌掲載作品が複数アニメ化されたものの、この中で長期続いたのは美味しんぼのみ。アンパンマンとキテレツ大百科は原作よりもアニメで発展しましたからねえ。 --- (2010/10/31) 『ハーイあっこです』の開始時期間違えてました。すみません。 1988年10月から『トッポ・ジージョ』の後番組として、水曜夜6時50分から始まり、1989年4月から木曜夜7時に移動しました。 なお、『トッポ・ジージョ』は、テレ東にて『夢見るトッポ・ジージョ』として継続後、同年年末に終了。
by galaxie-traum
| 2010-05-07 00:07
| アニメ
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